悪の華
朧童幽霊
榊 龍也が六代目爆音小僧の特攻隊長をやめた後に自ら立ち上げたチームでつまるところ初代である。
榊 龍也が作ったというだけで新たにチームを旗揚げするのが難しい横浜でも
初代でありながら有名で強い、狂乱麗舞(邪魔するもんは薙ぎ倒す)を掲げる喧嘩上等のチームである。
朧童幽霊初代 榊 龍也(高2)
元は六代目爆音小僧の特攻隊長だがその当時音速の四天王と呼ばれた内の一人だった。
半村 誠が魍魎との喧嘩に巻き込まれ死亡したことで六代目は解散したので
爆音を自動的にやめることとなった。
誠は六代目の頭だった真嶋夏雄の親友であると同時に龍也の親友でもあった。
夏雄はケジメのために単車も降りたが
龍也は降りず新しく自分のチーム「朧童幽霊(ロードスペクター)」を作った。
マー坊にはそれが納得できなかった
龍也が誠の死を嘲笑うように見えたからだ。
だが龍也は嘲笑ったりはしてはいない
誠が求めていた「スピードの向こう側」を
信じることができず、それでもそれを超えようとしていたように見えた。
話せばわかる漢気もあり、喧嘩の実力もトップクラス
左頬の傷は獏羅天時代の那森須王に走りの勝負中に飛ばされてつけられた。
チョーパン(頭突き)とクギが先端に打ち込んである木刀が最大の武器
愛車は「豹柄の三段シートにデビルマフラーのGPZ900R、NINJA(ニンジャ)」
130馬力をしぼりだして荒れ狂う恐ろしいマシンである。